J-PARC における重イオン衝突の物理 〜新たなアプローチによるQCD相図解明に向けて〜
PDF
近年、核子あたりの重心系衝突エネルギー sqrt(s_NN) = 5〜7 GeV 付近での重イオン衝突が再び注目を浴びている。このエネルギー領域は、これまでの実験から、バリオン密度が最大(通常原子核密度の 5-10 倍)なることが知られている。エネルギー領域的には古い(=90年代に到達済)のだが、現在ある最新の実験・測定技術を駆使することで、これまで測られていない物理量を精密に測定し、様々な新しい物理が拓ける可能性がある。例えば、レプトン対をプローブとしたQCD相図の探査や、臨界点探索などがそれにあたる。またこの領域は、ストレンジネスが多数生成されることから、ハイパー核の物理とも関連が深い。他にも、バリオン間相互作用、Hダイバリオン探査、 エキゾチックハドロン、バリオン揺らぎの測定による相図の解明など、様々な新しい物理が期待される。
本講演では、これまでのAGS/SPS 加速器および RHIC/LHC 加速器による重イオン実験から分かった事、分からなかったことを精査し、J-PARC加速器で重イオン衝突実験を行った場合、どのような物理が新たに分かるのかを中心に説明する。最後に、現在の検討中である、J-PARC 重イオン加速計画と実験計画案について述べる。
参加者一覧
参加者45名
奈良 寧 |
国際教養 |
中條 達也 |
筑波 |
野中 千穂 |
名大理 |
岡本 和久 |
名大理 |
西原 寛記 |
名大理 |
川口 眞実也 |
名大理 |
清水 勇希 |
名大理 |
黒田 佳樹 |
名大理 |
末永 大輝 |
名大理 |
本廣 優一 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
落合 史生 |
帝塚山 |
筒井 翔一朗 |
京大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
北沢 正清 |
阪大理 |
金 泰広 |
阪大理 |
三浦 崇寛 |
阪大理 |
坂井田 美樹 |
阪大理 |
池田 惇郎 |
阪大理 |
梶本 詩織 |
阪大理 |
柳原 良亮 |
阪大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
松浦 佳代 |
広大理 |
上田 康資 |
広大理 |
信廣 晃秀 |
広大理 |
星野 知也 |
広大理 |
八野 哲 |
広大理 |
山川 皓生 |
広大理 |
林井 久樹 |
奈良女 |
比連崎 悟 |
奈良女 |
宮林 謙吉 |
奈良女 |
永廣 秀子 |
奈良女 |
下村 真弥 |
奈良女 |
新井 智穂 |
奈良女 |
徳永 沙緒莉 |
奈良女 |
宮谷 萌希 |
奈良女 |
武田 明莉 |
奈良女 |
横山 紗依 |
奈良女 |
池田 侑加 |
奈良女 |
伊藤 由莉 |
奈良女 |
大橋 京香 |
奈良女 |
奥野 あや |
奈良女 |
川本 彩乃 |
奈良女 |
日野 純子 |
奈良女 |
平石 望 |
奈良女 |
第20回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2014年12月5日(金) 15時より |
場所: |
大阪大学理学部H棟 H601(セミナー室B)
地図1
地図2
地図3
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テーマ:高エネルギーpA衝突
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藤井宏次 氏(東大駒場)
色眼鏡で見るpA衝突
PDF
RHIC実験を初め高エネルギーpA衝突はハドロン内でのパートン飽和現象効果を探る機会として注目されてきた。LHCではAA衝突に対する比較実験という意義を越えて興味深い現象がpA衝突に見出されて注目されている。講演では、CGC有効模型に基づいた粒子生成の記述方法の基本を説明したのち、最近の研究状況を報告する。
-
林真一 氏(東大CNS)
LHC p-Pb衝突実験における粒子相関
PPTX
LHCでは主に重イオン衝突の初期状態の解明を目的として2012、2013年にp-Pb衝突実験が行われた。その結果η方向の長距離相関、楕円異方性やその粒子依存性など流体的時間発展を示唆するような興味深い事実が明らかになり現在様々な議論が行われている。本講演ではLHCでのp-Pb衝突実験やRHICでのd+Au衝突実験における最近の結果をまとめつつ、特に講演後半では重いクォーク対相関に焦点をあてて議論する。
参加者一覧
参加者28名
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
藤井 宏次 |
東大駒場 |
浅川 正之 |
阪大 |
西原 寛記 |
名大理 |
山川 皓生 |
広大理 |
重永 和也 |
広大理 |
坂井田美樹 |
阪大理 |
池田 惇郎 |
阪大理 |
堀井 啓志 |
阪大理 |
川口 健夫 |
名大理 |
筒井 翔一郎 |
京大理 |
松村 千春 |
阪大理 |
大西 悠太郎 |
阪大理 |
岡本 和久 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
本廣 優一 |
名大理 |
末永 大輝 |
名大理 |
林 真一 |
東大CNS |
信廣 晃秀 |
広大理 |
川口 眞実也 |
名大理 |
松浦 佳代 |
広大理 |
谷崎 麗未 |
広大理 |
湯浅 友裕 |
広大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
金 泰広 |
阪大理 |
中里 洋 |
広大理 |
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第25回 Heavy Ion Cafe & 第19回 Heavy Ion Pub 合同研究会
日時: |
2014年6月6日(金) 13時より |
場所: |
名古屋大学ES総合館6階(地図C2④)
素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) |
テーマ:QM2014から探るQCD物質の最前線
2014年5月23日から28日にかけて開催される国際会議Quark Matter 2014で理論はもちろんのこと、RHIC/LHCの高エネルギー重イオン衝突プログラム実験から有意義で興味深い最新結果が発表されることが期待されます。最新の実験・理論の進展を各自持ち寄り、新たなデータを基にした解釈・議論を進め、クォークグルオン物質に関する最前線の理解を深める事を目的とします。理論実験両方におけるクォーク物質研究の将来への課題を考えるきっかけになれば幸いです。皆様の御参加を心より歓迎いたします。
プログラム
13:00 - 13:40 |
(20+20) |
江角 晋一(筑波大)
QM2014:全体の包括
PDF
PPTX
|
13:40- 14:20 |
(20+20) |
村瀬功一(東大理)
Summary of Collective dynamics & Correlations and fluctuations
PDF
|
14:20 - 15:00 |
(20+20) |
水野三四郎 (筑波大)
実験 低横運動量領域
PDF
|
15:00-15:30 |
(30) |
Coffee Break |
15:30-16:10 |
(20+20) |
赤松幸尚(名大KMI)
Theory Summary of Hard and Electromagnetic Probes at Quark Matter 2014
PDF
|
16:10 - 16:50 |
(20+20) |
林 真一(東大CNS)
実験 重フレーバ
PDF
PPTX
|
16:50 - 17:30 |
(20+20) |
坂井 真吾 (INFN)
実験 高横運動量領域
PDF
|
17:30 - |
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Pubセッション |
浅川正之(阪大)、板倉数記(KEK)、小沢恭一郎(KEK)、郡司卓(東大CNS)、志垣賢太(広大)、中條達也(筑波大)、野中千穂(名大)、平野哲文(上智大)、福嶋健二(東大)、藤井宏次(東大総)、
以上Heavy Ion Café並びにHeavy Ion Pub世話人一同より
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
藤井 宏次 |
東大駒場 |
板倉 数記 |
KEK |
若山 将征 |
名大理 |
室谷 心 |
松本大 |
美谷島 實 |
信大 |
坂井田美樹 |
阪大理 |
村瀬 功一 |
東大理 |
日野原 宏美 |
上智大 |
竹内 史織 |
上智大 |
筒井 翔一郎 |
京大理 |
浜垣 秀樹 |
東大CNS |
本郷 優 |
東大理 |
岡本 和久 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
轟木 貴人 |
筑波大 |
末永 大輝 |
名大理 |
新井田 貴文 |
筑波大 |
早田 智也 |
東大理 |
川口 眞実也 |
名大理 |
松浦 佳代 |
広大理 |
上田 庸資 |
広大理 |
松崎 真也 |
名大理 |
谷崎 麗未 |
広大理 |
永嶋 和也 |
広大理 |
橘 保貴 |
東大 |
西原 寛記 |
名大理 |
水野 三四郎 |
筑波大 |
三浦 光太郎 |
名大KMI |
山口 高志 |
名大理 |
原田 正康 |
名大理 |
江角 晋一 |
筑波大 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
金 泰広 |
阪大理 |
大西 裕太郎 |
阪大理 |
星野 知也 |
広大理 |
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第18回 Heavy Ion Pub 研究会
テーマ:高エネルギー原子核衝突におけるHeavy Flavor Quarks
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蜂谷 崇(理研)
高エネルギー原子核衝突における重いクォークの測定
PDF
ボトムやチャームなどの重いクォークは、高エネルギー原子核衝突で生成されるクォークグルーオンプラズマ(QGP)の性質を調べるための強力なプローブである。重いクォークは、衝突初期の高エネルギー反応でのみ生成され、その後QGP中を通過してくるため、その収量変化や角度分布を通してQGPの性質を直接測定することができる。重いクォークの測定は、そのセミレプトン崩壊からの電子やミューオンを用いる方法、ハドロン崩壊を用いる方法で行われており、最近では、その崩壊飛程長の違いを用いたボトムとチャームの分離測定が進められている。RHICでの高エネルギー原子核実験が始まって10余年が経過し、近年始まったLHCからもたくさんの新しいデータが出てきた。この間、多くの重いクォークの測定が行われ、その結果、様々なことが分かってきた。本講演では、これまでの実験で行われた重いクォークの測定についてまとめるとともに、現在私がRHIC-PHENIX実験において進めているボトムとチャームの分離測定の現状について報告する。
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赤松幸尚 氏(名大KMI)
量子開放系としての重クォーク
PPTX
重クォークはその局在化したカラーにより、クォーク・グルーオン物質の性質をプローブすることができる。今回のトークでは、媒質中の重クォークのダイナミクスのうち、特に重クォークの束縛状態のダイナミクスを扱う。媒質中では実時間発展に関する重クォーク間ポテンシャルが複素数になることが知られているが、この複素ポテンシャルの物理的意味を詳説し、束縛状態の消失に何が本質的に関係するかについて議論する。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
池田 淳郎 |
阪大理 |
F. Gelis |
IphT, Saclay |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
森田 健司 |
FIAS |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
辻 亜沙子 |
広大理 |
坂井田美樹 |
阪大理 |
金 泰広 |
阪大理 |
奈良 寧 |
国際教養大 |
蜂谷 崇 |
理研 |
筒井 翔一郎 |
京大理 |
土居 孝寛 |
京大理 |
門内 晶彦 |
RBRC |
岡本 和久 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
大矢 悠介 |
広大理 |
末永 大輝 |
名大理 |
湯浅 友裕 |
広大理 |
関畑 大貴 |
広大理 |
服部 恒一 |
延世大 |
丹治 直人 |
KEK |
中村 真 |
名大理 |
中里 洋介 |
広大理 |
谷崎 麗未 |
広大理 |
永嶋 和也 |
広大理 |
垂永 和也 |
広大理 |
上田 庸次 |
広大理 |
星野 和也 |
広大理 |
渡邉 和宏 |
東大総文 |
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第17回 Heavy Ion Pub 研究会
テーマ:ビームエネルギー走査による有限温度・密度QCDの探索
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益井宙(筑波大学)
RHICビームエネルギースキャンの最新結果と今後の展望
PDF
米国ブルックヘブン国立研究所の相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)を用いて、2010年と2011年にビームエネルギースキャン(BES)が行われた。BESプログラムの目的は大きく分けて3つ、(1)クォーク・グルーオン・プラズマのシグナル消失の観測、(2)一次相転移シグナルの観測、そして(3)QCD特異点の発見である。本講演では、最新の実験結果(特にSTAR実験からの結果)を紹介し、これまでに何が分かったかを上記の目的に沿って議論する。また、2016年頃に予定されている第2次BESプログラムに向けてのアップグレード計画に関して簡単に紹介する。
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北沢正清 氏(大阪大学)
重イオン衝突における保存電荷ゆらぎのダイナミクス
PPTX
重イオン衝突の衝突後初期段階における物質の性質を探るための観測量として、保存電荷のバルクなゆらぎを用いることが提案されており、ここ数年の間に RHIC のエネルギー走査プログラムおよび LHC によってこの観測量に関する興味深い実験結果が続々と報告されてきた。特に、昨年 ALICE で観測された電磁電荷の2次ゆらぎには、衝突後初期段階のゆらぎが終状態まで生き残ることを強く示唆する、極めて興味深い振る舞いが見られている。本講演では、重イオン衝突実験で観測されるバルクなゆらぎに関する実験・理論・数値実験の現状をレビューするとともに、この観測量を高温物質の物性と重イオン衝突のダイナミクス双方の理解に適用・活用していくための方法論と可能性を論じる。特に、LHC エネルギーの衝突では観測にかかるゆらぎがハドロン相での値に熱平衡化していないことを強調し、少なくとも LHC エネルギーでは、この非平衡性ゆえに、各種キュムラントの体積依存性の観測から様々な物理を抜き出すことができることを論じる。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
池田 淳郎 |
阪大理 |
長谷部 孝 |
広大理 |
益井 宙 |
筑大理 |
本廣 優一 |
名大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
梅田 貴士 |
広大教育 |
坂井田美樹 |
阪大理 |
金 泰広 |
阪大理 |
西原 寛記 |
名大理 |
中村 純 |
広大メディアC |
星野 知也 |
広大理 |
大西 悠太郎 |
阪大理 |
上坂 雄一 |
阪大理 |
岡本 和久 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
八野 哲 |
広大理 |
水野三四郎 |
筑大理 |
湯浅 友裕 |
広大理 |
関畑 大貴 |
広大理 |
大久保 翼 |
広大理 |
佐藤 大地 |
広大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
中里 洋介 |
広大理 |
谷崎 麗未 |
広大理 |
渡辺 大輔 |
広大理 |
垂永 和也 |
広大理 |
上田 庸次 |
広大理 |
本間 謙輔 |
広大理 |
第16回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2013年5月31日 15時2013年5月31日 15時 |
場所: |
大阪大学理学部H棟6階中セミナー室(H601)
アクセス
理学研究科建物配置図
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郡司卓 氏(東京大学CNS)
LHC-ALICE実験の第一次運転成果と今後の展望
PPTX
これまでの 3 年間に及ぶ LHC-ALICE 実験の成果を報告し、高温クォーク物質の性質研究に向けた今後の展望とLHC-ALICE 実験の次期計画を議論する。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
池田 淳郎 |
阪大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
郡司 卓 |
東大CNS |
本廣 優一 |
名大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
松村 千春 |
阪大理 |
坂井田美樹 |
阪大理 |
金 泰広 |
阪大理 |
西原 寛記 |
名大理 |
末永 大輝 |
名大理 |
辻 亜沙子 |
広大理 |
大西 悠太郎 |
阪大理 |
上坂 雄一 |
阪大理 |
岡本 和久 |
名大理 |
何 秉然 |
名大理 |
八野 哲 |
広大理 |
関本 和久 |
名大理 |
湯浅 友裕 |
広大理 |
関畑 大貴 |
広大理 |
大久保 翼 |
広大理 |
村田 知也 |
阪大理 |
永嶋 和也 |
広大理 |
山口 高志 |
名大理 |
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第22回 Haevy Ion Cafe & 第15回 Heavy Ion Pub 合同研究会
日時: |
2012年9月6日 13時半より |
場所: |
名古屋大学ES総合館6階(地図 32番の建物) 素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) |
米国ワシントンDCで8/13-18に開催されたQuark Matter 2012を承けて、高エネルギー原子核物理学の最新結果を議論する研究会を緊急開催致します。
プログラム
13:30 - 14:10 |
(20+20) |
鳥井(東京大)実験 ハード
PDF |
14:10 - 14:50 |
(20+20) |
秋元(東京大)実験 重フレーバ
PDF |
14:50 - 15:30 |
(20+20) |
日高(理研)理論 新展開
PDF |
15:30 - 16:00 |
(30) |
休憩 |
16:00 - 16:40 |
(20+20) |
轟木(筑波大)実験 ソフト
PDF |
16:40 - 17:20 |
(20+20) |
浅川(大阪大)理論 現象論と実験理解
PDF |
17:20 - 17:30 |
(10) |
休憩 |
17:30 - 19:30 |
(120) |
pubセッション 自由討論 |
Heavy Ion Cafe, Heavy Ion Pub 世話人一同
浅川正之、板倉数記、小沢恭一郎、郡司卓、志垣賢太、中條達也、鳥井久行、野中千穂、平野哲文、福嶋健二、藤井宏次
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
池田 淳郎 |
阪大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
河野 泰宏 |
阪大理 |
美谷島 實 |
|
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
日高 義将 |
理研 |
星野 知也 |
広大理 |
江角 晋一 |
筑大理 |
江川 慎之介 |
広大理 |
中野 嵩士 |
京大理 |
福田 恭平 |
名大理 |
辻 亜沙子 |
広大理 |
村瀬 功一 |
東大理 |
本郷 優 |
東大 |
中里 洋介 |
広大理 |
久米 一輝 |
広大理 |
市間 俊宏 |
広大理 |
鳥井 久行 |
東大CNS |
関畑 大貴 |
広大理 |
室谷 心 |
松本大 |
大久保 翠 |
広大理 |
福嶋 健二 |
慶応 |
郡司 卓 |
東大CNS |
秋元 亮二 |
東大CNS |
水野 三四郎 |
筑大理 |
轟木 貴人 |
筑大理 |
坂井田 美樹 |
阪大理 |
村田 知也 |
阪大理 |
小倉 貴之 |
阪大理 |
谷崎 麗美 |
広大理 |
永嶋 和也 |
広大理 |
湯浅 友裕 |
阪大理 |
中條 達也 |
筑大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
大矢 悠介 |
広大理 |
佐藤 大地 |
広大理 |
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第14回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2012年5月10日(木) 14:30より |
場所: |
広島大学理学部 B603講義室 |
テーマ:高エネルギー原子核衝突実験におけるカイラル磁場効果に迫る!!
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福嶋健二氏(慶応大学)
カイラル磁気効果:理論と観測可能性
PDF
相対論的重イオン衝突実験で生成されるQCD物質は、ふたつの重イオンがずれて衝突するとき、非常に強い磁場環境下に晒されている。以前から可能性が指摘されていたLocal Parity Violation (LPV)を探る手段として、この外部磁場が注目されており、理論的には Chiral Magnetic Effect(CME)という形で定式化されている。本講演では、簡単なカイラル・ラグランジアンを用いて、theta真空構造、またLPVと非一様なtheta角との関係を説明し、量子異常によって電流が発生するメカニズムを分かり易く解説する。最後に実験でCMEを検証するのが何故難しいのか、原理的な問題とバックグラウンドについて概観し、(個人的な)展望について述べる予定である。
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志垣賢太氏(広島大学)
強磁場生成とカイラル磁気効果の実験的探究
相対論的原子核相互の非中心衝突による極めて高強度の磁場生成の可能性は以前より指摘されていたが、強い相互作用によるパリティ非保存に起因する「カイラル磁気効果」などの観点から近年注目が高まっている。これらの効果の実験的信号の紹介と併せ、前提となる強磁場自身のより直接的な効果を用いた検出に向けた研究の進展を報告する。
-
堀泰斗(東大CNS)
Mixed harmonic charge dependent azimuthal correlations in relativistic HIC
PDF
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
中村 純 |
広大情 |
伊達 伸 |
SPring8/高輝度セ |
浅川 正之 |
阪大理 |
久米 一輝 |
広大理 |
大久保 翼 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
近藤 昌樹 |
名大理 |
八野 哲 |
広大理 |
関畑 大貴 |
広大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
中里 洋介 |
広大理 |
福田 恭平 |
名大理 |
永嶋 和也 |
広大理 |
大矢 悠介 |
広大理 |
長谷部 孝 |
広大理 |
湯浅 友裕 |
広大理 |
本間 謙輔 |
広大理 |
堀 泰斗 |
東大CNS |
尾倉 貴之 |
阪大理 |
大野 浩学 |
阪大理 |
梅田 貴士 |
広大教 |
永田 桂太郎 |
広大情 |
佐藤 大地 |
広大理 |
三好 隆博 |
広大理 |
江川 慎之介 |
広大理 |
谷崎 麗未 |
広大理 |
辻 亜紗子 |
広大理 |
市間 俊宏 |
広大理 |
村上 祐子 |
広大理 |
石川 健一 |
広大理 |
渡辺 大輔 |
広大理 |
何 秉然 |
名大理 |
杉立 徹 |
広大理 |
福嶋 健二 |
慶応大 |
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第13回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
12月16日(金) 16:00から |
場所: |
大阪大学理学部 H棟6階中セミナー室(H601) |
テーマ:高エネルギー原子核衝突実験におけるゆらぎ解析から探るQCD相図
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本間謙輔 氏(広島大学)
揺らぎ解析七転八起の道中記
PDF
真空の相構造の転移に伴い、様々な粒子、つまり、物理的に観測される世界が構築されるというのは、宇宙論・素粒子論で広く「信じられている」描像である。QCDに限ってみれば、さらに豊かな相構造があると信じられているが、そもそも粒子が生成される前の「相構造」などという見方が本当に妥当なのであろうか?こういった素朴な疑問に答える手っ取り早い方法は、相転移現象そのものを実験的に捉えることであろう。相転移を直観的に捉えやすい現象として、Disoriented Chiral Condensateに関連する議論が過去に多くなされた。それに触発された実験データの解析も存在した。しかし、こういった現象を捉える上で様々な問題もあった。一方、こういった特定のモデルに基づいた現象単体を捉えるために努力する立場よりは、相転移を場から物質へと転化する全過程における一時の過程として捉えるという立場のほうが、より本質的な理解に至れる可能性が高いと考える。この点については、宇宙背景輻射の揺らぎ解析から、宇宙進化の全過程を取りだすアプローチは、大いに参考にすべきと思われる。本講演では、こういった思考過程にいたる紆余曲折を紹介し、相転移現象を統計的な処理で探し出すアプローチと並行して、事象毎に現象を直接視覚的に捉える実験的アプローチの重要性とその可能性について再考する。
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北沢正清 氏(大阪大学
エネルギー走査実験とバリオン数ゆらぎ
PPTX
PDF
RHICにおいて昨年から、相対論的重イオン衝突実験の衝突エネルギー依存性を詳細に調べるプロジェクト「エネルギー走査実験」が始まっている。重イオン衝突の衝突エネルギーを変化させると、生成されるクォーク・グルオン物質のバリオン数密度を変えることができるので、この性質を利用してQCDの温度・密度平面上における相構造を実験的に調べることがこの計画の主目的である。ただし、この実験で得られる観測量から相構造の情報を抜き出す作業は非常に難しく、実験データが日増しに蓄積する現在においても理論・実験双方の試行錯誤が続く状況にある。
本講演では、現在までに示されたQCD相構造探索のための理論的シナリオを総括し、これらの中でも特に、高次キュムラントを含めたバリオン数ゆらぎの観測が(もし可能であれば)エネルギー走査実験でQCD相構造を調べるための有力な手段であることを説明する。しかし残念なことに、RHICの検出器は荷電中性なバリオンを観測できないため、バリオン数ゆらぎは直接的な観測量ではない。このため、観測可能量である陽子数ゆらぎをバリオン数ゆらぎと同一視し、バリオン数に関する理論的予測と比較する議論が最近しばしば行われている。しかし、本研究が具体的に示すようにこれらの量は別物であり、この同一視は危険を伴う。本研究では、重イオン衝突で生成された高温物質中におけるバリオンの時間発展を考察することにより、観測にかかる陽子数のみを用いてバリオン数ゆらぎのキュムラントを実験的に決定する関係式を導出する。この関係式により、理論、実験、そして格子QCDによる予言をバリオン数という共通の物理量で比較することが可能となる。本講演では、そのインパクトを今後の展望と共に論じる。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
河野 泰宏 |
阪大理 |
一瀬 昌嗣 |
神戸高専 |
浅川 正之 |
阪大理 |
美谷島 実 |
|
星野 知也 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
池田 淳郎 |
阪大理 |
坂井田 美樹 |
阪大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
上門 和彦 |
京大 |
福田 恭平 |
名大理 |
森田 健司 |
京大 |
村田 知也 |
阪大理 |
那須 翔太 |
阪大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
本間 謙輔 |
広大理 |
金 泰宏 |
阪大理 |
尾倉 貴之 |
阪大理 |
大野 浩学 |
阪大理 |
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第12回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
6月8日(水) 13時から17時半 |
場所: |
名古屋大学ES総合館6階(地図 32番の建物) 素粒子宇宙起源研究機構 理学シンポジア(ES635) |
テーマ:QCD物質の最前線
プログラム
プログラム:
1)板倉数記(KEK) 15+25分
ppt ファイル
pdf ファイル
初期条件や熱化前過程のダイナミクス
2)江角晋一(筑波大) 15+25分
ppt ファイル
pdf ファイル
集団的粒子流れについての新しい展開
3)堀泰斗(東大CNS) 10+10分
ppt ファイル pdf ファイル
Free Talk
4)門内晶彦(東大本郷) 10+10分
ppt ファイル pdf ファイル
Free Talk
-- coffee break ? 15分
5)北沢正清(大阪大) 15+25分
ppt ファイル pdf ファイル Free Talk
衝突エネルギー走査によるQCD相構造に迫る試み
6)赤松幸尚(名古屋大KMI)15+25分
pdf ファイル
チャームクォーク、クォークニウム、レプトン対や光子生成
7)鳥井久行(東大CNS) 15+25分
ppt ファイル pdf ファイル
重イオン衝突でのジェット解析
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大KMI・理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
赤松 幸尚 |
名大KMI |
河野 泰宏 |
阪大理 |
丹治 直人 |
KEK |
浅川 正之 |
阪大理 |
八野 哲 |
広大理 |
星野 知也 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
櫻井 貞義 |
広大理 |
水谷 雅志 |
早稲田 |
江角 晋一 |
筑大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
中野 嵩士 |
京大理 |
福田 恭平 |
名大理 |
門内 晶彦 |
東大理 |
村瀬 功一 |
東大理 |
本郷 優 |
東大 |
林 真一 |
東大CNS |
重森 正樹 |
名大KMI |
平野 哲文 |
上智 |
鳥井 久行 |
東大CNS |
広野 雄士 |
東大理 |
室谷 心 |
松本大 |
尾林 秀幸 |
広大理 |
本間 謙輔 |
広大理 |
青木 保道 |
名大KMI |
栗田 竜一 |
東大理 |
堀 泰斗 |
東大CNS |
板倉 数記 |
KEK |
栗田 龍一 |
東大理 |
竹本 心平 |
名大理 |
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第19回 Heavy Ion Cafe & 第12回 Heavy Ion Pub 合同研究会
研究会趣旨
2011年5月23日から28日にかけて行われました国際会議Quark Matter 2011において、理論はもとよりRHIC/LHCの重イオン衝突プログラム実験の両方において有意義な最新結果が多く発表され、様々な議論を呼んでおります。このような状況を受け、Heavy Ion Cafe(東日本を中心)ならびHeavy Ion Pub(西日本を中心)研究会活動を行っている世話人が主体になり、合同にて研究会を行うことを企画しました。内容としては、集団的粒子流れについての新しい展開、重イオン衝突でのジェット解析、チャームクォーク、クォークニウム、レプトン対や光子生成、初期条件や熱化前過程のダイナミクス、衝突エネルギー走査によるQCD相構造に迫る試み、に関するスピーカーを立て、一人辺り15分程度の発表に引き続き自由な議論を長く取る形式に致します。最新の実験・理論の進展を持ち寄り、新たなデータを基にした解釈・議論を進め、クォークグルオン物質に関する最前線の理解を深める事を目的とします。理論実験両方におけるクォーク物質研究の将来への課題を考えるきっかけになれば幸いです。皆様の御参加を心より歓迎致します。
浅川正之(阪大)、板倉数記(KEK)、小沢恭一郎(KEK)、郡司卓(東大CNS)、志垣賢太(広大)、鳥井久行(東大CNS)、中條達也(筑波大)、野中千穂(名大)、平野哲文(上智大)、福嶋健二(慶応大)、藤井宏次(東大総)、以上
Heavy Ion Cafe並びにHeavy Ion Pub世話人一同
第11回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2011年2月18日(金) 15:00より |
場所: |
大阪大学理学部H棟6階中セミナー室(H601) |
備考: |
参加登録は必要ありません。興味のある方の参加を歓迎いたします。 |
テーマ:高エネルギー重イオン衝突実験における初期ゆらぎとフロー、長距離ラピディティ相関
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Dr. Hannah Petersen (Duke Univ.)
Initial state fluctuations and triangular flow in Au+Au collisions at sqrts_NN=200 GeV
In this talk I will present a systematic study of the granularity of theinitial state of hot and dense QCD matter produced in ultra-relativisticheavy-ion collisions and its influence on bulk observables like particle yields, $m_T$ spectra and elliptic flow. For our investigation we use a hybrid transport model, based on (3+1)d hydrodynamics and a microscopic Boltzmann transport approach. The initial conditions are generated by a non-equilibrium hadronic transport approach and the size of their fluctuations can be adjusted by defining a Gaussian smoothing parameter $\sigma$. As a response to the initial triangularity $\epsilon_3$ of the collision zone, $v_3$ is computed in a similar way to the standard event-plane analysis for elliptic flow $v_2$. It is found that the triangular flow exhibits weak centrality dependence and is roughly equal to elliptic flow in most central collisions. We also explore the transverse momentum and rapidity dependence of $v_2$ and $v_3$ for charged particles as well as identified particles.
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轟木貴人 氏(筑波大学)
Long range rapidity correlations in high energy nucleus collision
at RHIC and LHC
PPT
PDF
Long range rapidity correlations don't seem to be generatedin final state of high energy nucleus collisions for its length. The main process of its formation is considered to be in initial state, the measurements of rapidity correlations are important probes to understand the initial process of nuclear collisions. We will review the results at RHIC and LHC, and we will also present the current analysis status with PHENIX detector (actually jet part) and AMPT-PYTHIA simulations.
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
赤松 幸尚 |
東大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
李 蘭 |
阪大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
八野 哲 |
広大理 |
八野 哲 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
櫻井 貞義 |
広大理 |
一ノ瀬 昌嗣 |
神戸高専 |
轟木 貴人 |
筑大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
高倉 恵太 |
阪大理 |
福田 恭平 |
名大理 |
Petersen, Hannah |
Duke Univ. |
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第10回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2010年12月17日(火) 15:00より |
場所: |
広島大学理学部C棟 C212セミナー室 広島大学への交通アクセス
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備考: |
参加登録は必要ありません。興味のある方の参加を歓迎いたします。 |
テーマ:Welcome to Wonderland in ALICE!
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
梅田 貴士 |
広大教育 |
浅川 正之 |
阪大理 |
稲垣 知宏 |
広大情 |
中村 純 |
広大情 |
星野 紘憲 |
名大理 |
両角 卓也 |
広大理 |
八野 哲 |
広大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
渡辺 大輔 |
広大理 |
尾林 秀幸 |
広大理 |
尾崎 裕介 |
広大理 |
高倉 恵太 |
阪大理 |
清道 明男 |
高輝度セ |
中宮 義英 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
大川 正典 |
広大理 |
柿山 すなほ |
広大理 |
川崎 涼夢 |
広大理 |
石川 健一 |
広大理 |
堀田 龍一 |
広大理 |
翠 純平 |
広大理 |
坂口 拓明 |
広大理 |
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第9回 Heavy Ion Pub 研究会
テーマ:重いクォークから知るクォーク・グルーオンプラズマ RHICからLHCへ
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赤松幸尚 氏(東京大学)
重イオン衝突における重いクォークの物理
PPTX
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重いクォークは、その質量がRHICで作られたクォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)の温度に比べて大きいので、理論的にクリーンなプローブと考えられる。しかし、QGP中での重いクォークのダイナミクスについては未だ十分な理解が得られているわけではない。本講演では、流体力学的時空発展をするQGPの中での重いクォークのダイナミクスを相対論的ブラウン運動により記述することで、重イオン衝突実験の結果と比較・議論する。重いクォークのダイナミクスを支配する基本的物理量である拡散係数、あるいは摩擦力に対する理論的な試みについてのレビューも行う予定である。
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Stephan Baumgart 氏(理研)
Recent Progress in Open Heavy-Flavor Studies at RHIC and Future Prospects at RHIC and LHC
PPTX
The current status of open heavy-flavor charm and bottom studies at the Relativistic Heavy-Ion Collider (RHIC) will be discussed with reference to various physical observables such as cross-section, particle ratios, nuclear modification, and collective flow. These observables allow one to probe the underlying physics of relativistic heavy-ion collisions. Both semi-leptonic and hadronic reconstruction studies will be discussed while comparing the results of the STAR and PHENIX experiments. Upgrades to STAR and PHENIX, as well as the new ALICE detector at LHC, will extend our capabilities for measuring heavy flavor beyond what is currently available at STAR and PHENIX.
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
バウムガート スチーブン |
理研 |
本間 謙輔 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
若山 将征 |
名大理 |
八野 哲 |
広大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
渡辺 大輔 |
広大理 |
尾林 秀幸 |
広大理 |
櫻井 貞義 |
広大理 |
高倉 恵太 |
阪大理 |
清道 明男 |
高輝度セ |
中宮 義英 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
福田 恭平 |
名大理 |
馬 永亮 |
名大理 |
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第8回 Heavy Ion Pub 研究会
テーマ:高エネルギー原子核衝突におけるフェムトスコピーの物理学
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榎園昭智氏(米国オークリッジ国立研究所)
フェムトスコピーで明かされる高エネルギー原子核衝突事象の描像
PPT
PDF
高エネルギー原子核衝突によって生成されるクォーク・グルーオン・プラズマ (QGP) の研究は、QCD 理論の確立や初期宇宙状態の探索において重要な見地となる。米国ブルックヘブン国立研究所において相対論的重イオン加速衝突器 (RHIC) を用いた核子当り 200 GeV での金・金衝突実験が 2000 年より開始され、4 つの実験グループによる様々な衝突事象観測・解析がなされてきた。直接光子観測による QGP状態の温度測定、非中心衝突における運動 量空間異方性測定によるクォーク流体の発見等、その特性が次第に明らかになっていく一方で、衝突系の QGP・ハドロン物質間相転移や時空発展の様相は未だ不明な点が多く、理論予測値と実験結果にも幾らかの相違が見られる。フェムトスコピーとは放出粒子間の量子統計相関量からフェムト単位での空間・時間的な広がりの観測を可能にする解析法であり(解析法を確立した学者の名前から HBT 測定とも呼ばれている)、得られる衝突系の半径・寿命等の情報はその時空発展を解明する上で非常に有用な観測量となる。また近年、イメージング法を用いた解析法の確立により更に詳細な情報を得ることが可能となった。このセミナーではRHIC における高エネルギー原子核衝突事象のフェムトスコピーによる測定・解析結果を紹介する。
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浅川正之 氏(大阪大学)
HBT-GGLP相関の観賞法
PPT
PDF
HBT-GGLP相関は量子力学に特有な量子干渉の具現化の一つである。この効果を観賞するための要点を、その簡単な歴史も含めて解説する。内容としては、HBT-GGLP相関によって見える長さ・時間とはどのような長さ・時間なのか?理論計算における仮定としてはどのようなものがおかれているのか? ボーズ粒子に対してchaoticity parameterはいつも0と1の間の値を取らなくてはならないのか?などを予定している。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
蜂谷 崇 |
|
星野 紘憲 |
名大理 |
杉立 徹 |
広大理 |
中村 純 |
広大 |
鳥井 久行 |
広大理 |
松崎 昌之 |
福岡教育大 |
尾林 秀幸 |
広大理 |
翠 純平 |
広大理 |
江角 晋一 |
筑波大 |
榎園 昭智 |
オークリッジ |
日浅 貴啓 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
第7回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2009年11月20日(金) |
場所: |
大阪大学理学部H棟 中セミナー室(H601) |
テーマ:Shining QGP
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Rainer FRIES (Texas A&M)
Direct photons and particle conversions in Heavy Ion Collisions
PPT
PDF
I will review the known processes responsible for the creation of photons in high energy nuclear collisions. I will discuss what measurements of these photons sources can tell us about nuclei and hot quark-gluon matter. I will focus in particular on photon conversion from other high momentum particles. In the second half of the talk I will discuss a broader view of conversion processes that can lead to new observables, and mention some examples at RHIC and LHC.
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Hisayuki TORII (Hiroshima University)
Shine and Shadow from Quark Gluon Plasma
PPTX
PDF
I will show why the photons from heavy ion collisions is so attractive in heavy ion collisions. Then, I will review the experimental apparatus for the photon detection, namely electro-magnetic calorimeter with easy and soft words. Some important aspect for the calorimeter performance related to the photon measurement will be discussed I will show what we have learned from the photon measurements together with history of the photon measurement in heavy ion collisions. In the last part of the talk, I will show the physics potential with photon detectors at ALICE during the first physics run of LHC in 2009-2010 together with the construction and installation status of the ALICE photon detectors.
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
伊達 伸 |
Spring-8 |
星野 紘憲 |
名大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
植木 祐介 |
広大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
高倉 恵太 |
広大理 |
山中 長閑 |
阪大理 |
多小谷 享 |
阪大理 |
尾林 秀幸 |
広大理 |
翠 純平 |
広大理 |
日浅 貴啓 |
広大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
星野 武之 |
名大理 |
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第6回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2009年7月10日(金) 15:00より |
場所: |
名古屋大学理学部C館 C207 |
テーマ:ジェット相関の謎
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江角晋一 氏(筑波大学)
Jet Quenching and Modification at RHIC and Jet Calorimeter for ALICE-LHC
PPT
PDF
RHIC における QGP 実験的研究の大きな成果として、ジェットクエンチングと楕円型方位角異方性(v2)があげられる。ジェットを使ったQGP 研究の最近のRHIC実験での成果、及び、特にv2との関連について議論する。また、現在準備中であるALICE実験のためのジェットカロリメータの準備状況を紹介する。
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野中千穂 氏(名古屋大学)
重イオン衝突物理でのジェットの理解へむけて
PDF
現在、数多く報告されているRHICでのジェットの実験理解にむけて理論側からさまざまなアプローチがされています。しかし、残念ながら定量的には理解されていない実験結果が依然として数多く残されているのが現状です。ここでは、現象論と実験結果理解の立場から、現在の成果や発展、新しい試みなどについて簡単に紹介したいと思います。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
北島 孝太郎 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
植木 祐介 |
広大理 |
日栄 綾子 |
広大理 |
岩崎 天 |
広大理 |
林 真一 |
名大理 |
多小谷 享 |
阪大理 |
|
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第5回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2009年3月6日(金) 15:00より |
場所: |
広島大学理学部C棟 C212セミナー室 |
テーマ:HBT
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Scott Pratt (Michigan State University)
The Long Slow Death of the HBT Puzzle
PDF
Two particle correlations provide detailed femtoscopic information about the space-time emission properties of hadrons from heavy ion collisions. These properties are essential in understanding the dynamics, and in turn, discerning the bulk properties of the novel states of matter produced at RHIC and other heavy ion facilities. Hydrodynamic models have reproduced spectra and large-scale (e.g. elliptic flow) correlations at RHIC, and the success in reproducing these observables has been hailed as proof of the super-hadronic state having remarkably low viscosity. However, these same models failed to reproduce femtoscopic correlations. I will discuss this failure resulted from several shortcomings of the models, which when rectified, allow the models to well reproduce the data.
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
坂口 拓明 |
広大理 |
古橋 佑介 |
名大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
渡辺 大輔 |
広大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
溝口 謙太 |
広大理 |
坂 雅幸 |
広大理 |
星野 紘憲 |
名大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
槌本 裕二 |
広大理 |
岩永 義弘 |
広大理 |
吉元 俊二 |
名大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
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第4回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2008年10月17日(金) 15:00より |
場所: |
大阪大学理学部H棟7階 大セミナー室(H701) |
テーマ:Perturbative QCD and Heavy Ion Collisions -彼はジェットと共に来たる-
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Xin-Nian Wang (Lawrence Berkeley National Laboratory)
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
横山 広樹 |
筑波大理 |
日栄 綾子 |
広大理 |
古橋 佑介 |
名大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
岩崎 天 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
槌本 裕二 |
広大理 |
南 佑樹 |
京大理 |
那須 翔太 |
阪大理 |
多小谷 享 |
阪大理 |
溝上 晋康 |
広大理 |
二橋 聖弥 |
広大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
山中 長閑 |
阪大理 |
佐野 正人 |
筑波大 |
中小路 義彦 |
阪大理 |
池田 陽一 |
阪大理 |
|
|
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第3回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2008年6月16日(月) |
場所: |
名古屋大学理学部B館 B4講義室 |
テーマ:流れを読んで本質を見抜く -重イオン衝突におけるフローの物理-
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下村真弥(筑波大学)
楕円フロー測定で探るRHICからLHCまでのQGP物質
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楕円フローの測定は、高エネルギー重イオン衝突実験でのQGP生成を確認し、 その性質を直接的に解明できる有力な手法であるといわれています。RHICでの大きな発見である、『QGP物質が完全流体的な振る舞いをする』ことを検証したのも楕円フローの測定です。本講演では、楕円フローの測定とは、何を測りそれによって何を見ているのかを、初めてこのトピックに触れる方にもできるだけ理解できることを目標に説明します。また、RHICでこれまでに測られた実験結果を紹介し、そこから何がわかったかを議論し、LHCでの楕円フロー測定によって何がわかるかについてお話しします。
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野中千穂(名古屋大学)
生成粒子の集団運動流(フロー)からみる高エネルギー原子核衝突
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2000年よりRHICが稼働して得られた大きな発見の一つが、RHICのエネルギー領域で『QGP物質が完全流体的な振る舞いをする』ということでした。その発見の背後には相対論的流体模型、リコンビネーション模型といった現象論による実験結果理解の大きな成功があります。フローに関する実験結果とそれを説明する現象論の解析から、何が理解できてきたことなのか、そして何がまだわかっていないことなのか、詳細な検討をします。現在、LHC稼働を目前に控えてQGP物質の物性研究の可能性が広がってきています。豊かなRHIC物理からさらにLHCへ、RHICで成功をおさめた現象論をふまえ、どのような物理が期待されるのかについて探りたいと思います
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
溝口 謙太 |
広大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
日栄 綾子 |
広大理 |
古橋 佑介 |
名大理 |
吉元 俊二 |
名大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
岩崎 天 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
槌本 裕二 |
広大理 |
上門 和彦 |
阪大理 |
那須 翔太 |
阪大理 |
鈴木 宏弥 |
広大総 |
中村 純 |
広大総 |
稲垣 知宏 |
広大総 |
植木 祐介 |
広大理 |
岡田 裕介 |
広大理 |
二橋 聖弥 |
広大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
洞口 拓磨 |
広大理 |
岩永 義弘 |
広大理 |
丸山 悠 |
広大理 |
ブロードキャストによる参加者(筑波大学)
中條 達也 |
|
横山 広樹 |
|
下村 真弥 |
|
金野 正裕 |
渡邊 健悟 |
|
池田 義雅 |
|
佐野 正人 |
|
坂田 洞察 |
第2回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2008年3月28日(金) 14:30より |
場所: |
広島大学理学部C棟 C224セミナー室 |
テーマ:高エネルギー原子核衝突におけるカイラル対称性の物理学 -右も左もわからない初心者のために-
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槌本裕二(広島大学)
電子対でカイラル対称系を探る
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陽子や中性子などのハドロンを分類する際、その指標として広く使われているのが「質量」である。ハドロンの質量の起源は、それらを構成するクォークの質量ではなく、カイラル対称性の自発的な破れにより獲得していると考えられている。カイラル対称性は、高温または高密度物質中において部分的に回復していると思われ ており、その結果ハドロンの質量が予想されている。昨今、この質量変化を実験的に観測する試みが行われており、高密度核物質中において中間子の質量や幅の変化を示唆する実験結果が報告されている。また、RHICにおける重イオン衝突実験で生成される高温QCD物質中でも、これに類する質量変化が予想されており、PHENIX実験では、ベクトル中間子の質量変化を観測するための解析を行っている。本講演ではPHENIX実験に於ける電子対測定法の紹介と、電子対を用いたベクトル中 間子観測の経過を紹介する。また、そのほかの多くの実験から得られた結果も合わせて、現在のカイラル対称系におけるハドロン質量変化の実験的観測の進捗を紹介する。
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原田正康(名古屋大学)
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SPSでのレプトン対が中心となりますが、Phenixの結果も含めたいと考えています。また、FAIRとの関連では、KEK-PS(延與グループ)やCB-ELSA/TAPSにも触れるようにします。最近興味を持ち出した、2-photonにも触れたいと思います。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
溝口 謙太 |
広大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
日栄 綾子 |
広大理 |
古橋 佑介 |
名大理 |
吉元 俊二 |
名大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |
岩崎 天 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
河野 泰宏 |
阪大理 |
中宮 義英 |
広大理 |
槌本 裕二 |
広大理 |
上門 和彦 |
阪大理 |
那須 翔太 |
阪大理 |
鈴木 宏弥 |
広大総 |
中村 純 |
広大総 |
稲垣 知宏 |
広大総 |
植木 祐介 |
広大理 |
岡田 裕介 |
広大理 |
二橋 聖弥 |
広大理 |
大内田 美沙紀 |
広大理 |
竹本 真平 |
名大理 |
山岡 哲朗 |
名大理 |
洞口 拓磨 |
広大理 |
岩永 義弘 |
広大理 |
丸山 悠 |
広大理 |
ブロードキャストによる参加者(筑波大学)
中條 達也 |
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横山 広樹 |
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下村 真弥 |
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金野 正裕 |
渡邊 健悟 |
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池田 義雅 |
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佐野 正人 |
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坂田 洞察 |
第1回 Heavy Ion Pub 研究会
日時: |
2007年12月21日(金) 15:30より |
場所: |
大阪大学理学部H棟6階中セミナー室 |
テーマ:高エネルギー原子核衝突におけるフォトンをはじめとする電磁プローブの意義
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浅川正之(大阪大学)
フォトンの光と陰
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このトークでは高エネルギー重イオン衝突における(仮想)光の意味について簡単に解説します。例えば、光源は何か、光を通じて何が見えると期待されているのか、などを説明する予定です。また、理論の立場から、(仮想)光子についてよく引用される論文について、それらには何が書かれているか説明します。さらに、それらでは何が考慮されていないかといった、あまり研究会では話されることのない陰の部分にも焦点を当てて、よりよい理解と議論の助けになればと考えています。
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鳥井久行(広島大学)
光は見えるのか?
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まずは、非重イオンハドロン衝突(陽子-陽子など)からの直接光子(QCD光子)生成について簡単にまとめます。次に、重イオン衝突におけるクォークグルーオンプラズマの物理を進めるにあたり、直接光子がどのような役割を果たしていくと期待されているのか、を出来るだけ分かりやすく説明したいと思います。その上で、SPS,RHICにおけるこれまでの結果を用いて実験並びに理論的側面から何が分かったのか、何が分かっていないのかについて、多少個人的な見解も交えながら議論をしていきたいと考えております。このトークの主題であるLHCにおける光子プローブについて、その実験的可能性について報告すると共に、幾つかの理論予想について紹介していきます。
ここでは、特に若手の皆さんに興味を持っていただけるように、基本的な知識ならびに議論から進めて行く計画です。その中で、特に理論の皆様に、直接光子を測定する上での実験側の苦労が伝われば幸いです。さらに、このトークを通して、LHCにおける実験理論間の相互協力の重要性について理解を求めると共に、我々としてどういう研究協力が可能か、という議論へ向けてのスタートラインを提供できれば、と考えております。
参加者一覧
参加者
北沢 正清 |
阪大理 |
野中 千穂 |
名大理 |
志垣 賢太 |
広大理 |
原田 正康 |
名大理 |
溝口 謙太 |
広大理 |
中馬 文広 |
広大理 |
日栄 綾子 |
広大理 |
古橋 佑介 |
名大理 |
吉元 俊二 |
名大理 |
鳥井 久行 |
広大理 |
二橋 聖弥 |
広大理 |
岩崎 天 |
広大理 |
田部 史恵 |
広大理 |
来島 孝太郎 |
広大理 |
中村 真 |
Hnyang 大 & CQUeST |
本間 謙輔 |
広大理 |
中小路 義彦 |
広大理 |
小沼 弘幸 |
阪大理 |
上門 和彦 |
阪大理 |
山中 長閑 |
阪大理 |
浅川 正之 |
阪大理 |